富士見高原医療福祉センター
富士見高原病院
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外 科

富士見高原病院の外科についてご案内いたします。

  • 当院外科は、消化器外科、肛門外科、一般外科、鼠経ヘルニア外科、乳腺外科の診断、手術診療、抗がん剤治療を行っている診療科です。
  • 各分野の指導医、専門医を中心に専門的、高度な医療を行っています。
  • 特に、がん治療に関しては、内科医、放射線科医、薬剤師、専門看護師等、多職種のスタッフによる症例検討を行い、患者さんにとっての、最善の治療を心掛けています。
  • 受診いただいた後、お待たせしないように早期に手術をおこなわせていただきます。
  • 体の負担が少ない、腹腔鏡下手術を積極的に導入し、なるべく早期に退院いただけるようにしています。
  • 術前には、すべての患者さんに、歯科口腔外科を受診いただき口腔内ケアを行い、術後肺炎を予防します。
  • 当院には、リハビリスタッフが多数おりますので、術後、早期より積極的にリハビリを行い、早期の社会復帰を目指します。
外来受診のご案内
診療受付時間
午前8:20〜11:30
休診日
日曜祝祭日、第2・3・5土曜日、年末年始
  • 診療科・曜日によって異なる場合がありますので、「外来医師担当表」でご確認ください。
外来医師担当表
そけいヘルニア専門外来受診のご案内
診療受付時間
午前8:20〜11:30(火曜日)
そけいヘルニア
とは

当院は下記の学会施設認定を
受けています。

  • 日本外科学会外科専門医制度修練施設
  • 日本消化器外科学会専門医修練施設
  • 日本大腸肛門病学会認定施設
  • 日本消化器内視鏡学会指導施設
  • 日本消化器病学会認定施設

主な業務内容 business content

消化器外科

〔 主な疾患 〕
〇悪性疾患
胃癌、胃間質性腫、大腸癌、小腸癌、直腸癌、肝臓癌、すい臓癌、胆のう癌、胆管癌など
〇良性疾患
腸閉塞、胆石症、胆のうポリ-プ、総胆管結石、鼠経ヘルニア(脱腸)、大腿ヘルニア、臍ヘルニア、急性虫垂炎など
〔 診療内容 〕
食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆のう、すい臓などの消化器疾患の外科治療を行います。癌などの悪性疾患以外にも、鼠経ヘルニア、虫垂炎などの手術も行います。
患者さん、ご家族の意向を最優先したうえで、多職種とのカンファレンスで、患者さんにとっての最善の治療方針を選択し、消化器外科学会指導医を中心に他科と連携しながら治療をおこないます。
最近は、腹腔鏡下手術の割合が増加しています。特に、大腸がん、胆のう炎、急性虫垂炎、鼠経ヘルニアでは、その割合が増えています。

肛門科

〔 主な疾患 〕
肛門癌、内痔核、外痔核、痔ろう、直腸脱、肛門周囲膿瘍
〔 診療内容 〕
肛門周囲疾患の外科治療を行います。
最近では、痔核を切除しないため、肛門への負担、痛みの少ない注射による痔核の硬化療法も積極的に行っています。

痔核の硬化療法

痔核の硬化療法とは…

「肛門からの脱出を伴う内痔核」の治療法の一つとして、注射で治すALTA療法があります。具体的には、ジオン注という商品名の注射薬を直接内痔核に注射して、痔に流れ込む血液の量を減らし、痔を硬くし、粘膜に癒着、固定させる治療法です。ダラーンとやわらかくて脱出してきた痔核を、注射の成分で固く小さくするイメージです。内痔核のある直腸粘膜は注射をしても痛みを感じにくい部分ですので、痛みはほとんどありません。また、痔核を切り取る手術とちがって、「傷口が痛む」「傷口が出血する」という症状が少なく短期間の入院で治療できます。ただし、このジオン注射が有効な痔核は、脱出を伴う内痔核です。肛門の外にできる外痔核や切れて痛みを伴う切れ痔(裂肛)には効果はありません。

 ジオン注射の有効成分は、硫酸アルミニウムカリウム水和物とタンニン酸というものです。Aluminum Potassium Sulfate Hydrate / Tannic Acidと、有効成分の英名の頭文字をとってALTA(アルタ療法)とも呼ばれます。アレルギーのある方、透析中の方、妊婦、授乳中の方は使用できません。また、手術ではほとんど数年での再発がないのに比べてALTA療法では1割から2割程度の患者さんで再発があります。

 具体的な注射の方法ですが、局所麻酔入りのジオン注を用いて外来で治療する医療機関もありますが、当院では下半身麻酔を行い肛門周囲の筋肉を一時的にゆるめ、肛門内をしっかり観察して注射を適切な部位に施行しています。そのため1泊2日程度の入院でおこなっています。内痔核は通常2個から3個程度できることが多いのですがジオン注はひとつの痔核に対して図のように4箇所に分割して投与します。

<図1>

 これは痔核に十分に薬液を浸透させ治療効果を高めるためです。治療の時間は、下半身麻酔が効くのに10分程度かかります。麻酔が十分に効いたことを確認して治療を行います。一箇所の痔核に対して数分程度で終わります。痛みはありませんが、注射中下腹部が重いような感じがでることがありますが、自然に軽快します。全部で30分から1時間程度で終了します。

 ジオン注射の効果は、投与後1日ぐらいで痔核に流入する血液量が減り、出血しづらくなります。注射部位が硬くなり硬結になりますが1週間から1ヶ月程度でだんだん引き伸ばされ癒着、固定され痔核が肛門から脱出しなくなります。

<図2>

 ジオン注射の投与後は、数時間で麻酔が切れて歩行可能になります。2時間後から飲水、食事が可能です。翌日、朝にジオン注射部位の診察をおこなって退院となります。また、治療後には、注射した痔核が硬結になり、おしりが一時的にせまくなり、便秘になることがあります。また稀に数日から1週間程度で肛門部の出血、痛みが出現し注射部位の直腸粘膜が潰瘍をつくることあります。そのような症状があれば早めに外来を受診してもらっています。

 お仕事への復帰は、「力仕事」「冷え」「長時間の同じ姿勢のデスクワーク、立ち仕事」「過度の飲酒」は、おしりの負担になりますので数日は控えていただきます。通院は、出血や痛みがなければ、退院後2週間ぐらいで一度診察し、その後1ヶ月に診察、最後に3ヶ月後に診察して終了となります。やはり、肛門に負担がかかると痔核は再発します。便秘に注意し過度のアルコール摂取は控えてください。

 なお、痔核は長期間放置するとジオン注射では治療できなくなることもあります。そのため、恥ずかしい部分ではありますが、早めに専門の外来受診をおすすめします。どこの医療機関でも、痛みが少なく恥ずかしくないような配慮を十分にして診察をしていますので、ご安心ください。

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乳腺外科

〔 主な疾患 〕
乳癌、良性乳腺腫瘍
〔 診療内容 〕
乳房のしこり等の診察、診断を行い、悪性の可能性がある場合、乳腺専門医(非常勤 信州大学医学部附属病院 医師)へ紹介させていただきます。

スタッフ staff

一般外科
食道がん、胃がん、胃腫瘍、膵がん、肝細胞がん、胆管がん、大腸がん、胃ポリープ、胃潰瘍 など
名誉院長

安達 亙 あだち わたる

▽専門分野等 外科一般(特に消化器外科)、大腸こう門病診療 日本外科学会専門医・指導医/日本外科学会認定医/日本消化器外科学会専門医・指導医/日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医/日本消化器内視鏡学会専門医・指導医/日本大腸こう門病学会専門医・指導医/日本消化器病学会専門医・指導医
副院長 外科部長

巾 芳昭 はば よしあき

▽専門分野等 外科一般(特に消化器外科、肝胆膵外科) 日本外科学会専門医・指導医/日本消化器外科学会専門医・指導医/日本消化器がん外科治療認定医/日本がん治療認定医/日本消化器病学会専門医・指導医/日本消化器内視鏡学会専門医・指導医/日本肝臓学会専門医・指導医/日本超音波学会専門医・指導医/日本医療経営士
内分泌外科 こう門科副部長

塩澤 秀樹 しおざわ ひでき

▽専門分野等 外科一般、乳腺甲状腺外科 日本外科学会専門医・認定医/検診マンモグラフィ読影認定医/日本大腸肛門病学会
消化器外科部長

井村 仁郎 いむら じろう

▽専門分野等 外科一般(特に消化器外科) 日本外科学会専門医/日本消化器外科学会専門医・指導医/日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医/検診マンモグラフィ読影認定医
医師

青木 諒介 あおき りょうすけ

▽専門分野等 外科一般 日本外科学会専門医
乳腺甲状腺
乳房健診後の精密検査、甲状腺がん、乳がん など
内分泌外科 こう門科副部長

塩澤 秀樹 しおざわ ひでき

▽専門分野等 外科一般、乳腺甲状腺外科 日本外科学会専門医・認定医/健診マンモグラフィ読影認定医
医師(非常勤)

小野 真由 おの まゆ

こう門科
・肛門からの出血、痛み、かゆみ、腫れなど
・痔ろう、裂肛(切れ痔)、痔核(いぼ痔)…痛みの少ない治療を心がけています。
・ALTA療法(ジオン注)…痔核(いぼ痔)に対する注射療法 治療期間が短く、痛みが少ない治療法です。
・年間50例以上の、肛門疾患の手術を行っております。
・こう門疾患を専門に診療する、日本大腸肛門病学会認定施設
・ストーマ(人工こう門)の診療(予約制:初診も電話予約可能)
名誉院長

安達 亙 あだち わたる

▽専門分野等 外科一般(特に消化器外科)、大腸こう門病診療 日本外科学会専門医・指導医/日本外科学会認定医/日本消化器外科学会専門医・指導医/日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医/日本消化器内視鏡学会専門医・指導医/日本大腸こう門病学会専門医・指導医/日本消化器病学会専門医・指導医/日本農村医学会評議員
内分泌外科 こう門科副部長

塩澤 秀樹 しおざわ ひでき

▽専門分野等 外科一般、乳腺甲状腺外科 日本外科学会専門医・認定医/検診マンモグラフィ読影認定医
そけいヘルニア専門外来
そけい(鼠径)ヘルニアの治療をより安全に短期間で行なうための、「そけいヘルニア専門外来」を設置しています。
診療日:火曜日 8:20~11:30受付 詳細はこちらをご覧ください。 そけいヘルニアとは
外科部長 地域医療連携部長

巾 芳昭 はば よしあき

▽専門分野等 外科一般(特に消化器外科、肝胆膵外科) 日本外科学会専門医・指導医/日本消化器外科学会専門医・指導医/日本消化器がん外科治療認定医/日本がん治療認定医/日本消化器病学会専門医・指導医/日本消化器内視鏡学会専門医・指導医/日本肝臓学会専門医/日本超音波学会専門医/日本医療経営士
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富士見高原病院
電話予約センター telephone reservation center

予約センターでは、初めて診察を受ける方、
再診される方の診察日の予約、
また、診察日の変更、
キャンセルの手配を承っています。

受付時間/平日(月~金)8:30~17:00まで
土曜日(第1・第4)8:30~12:30まで 
診療時間/9:00〜17:00
休診日/日曜祝祭日、第2・3・5土曜日、年末年始

  • 担当医師の休診や予約状況により、ご希望に添えない場合があります。あらかじめご了承ください。
  • 休診日はお電話がつながりませんのでご了承ください。ご不明な点がございましたら予約センターまでお問い合わせください。