富士見高原医療福祉センターは、富士見・原・諏訪・伊那・両小野の5つの事業部からなり、
それぞれの事業部が、病院・診療所・老人保健施設・特別養護老人施設・グループホーム・保育園を運営しています。
「風立ちぬ、いざ生きめやも」、結核サナトリム時代に当院で療養した小説家堀辰雄が代表作「風立ちぬ」の表題に引用したP.ヴァレリーの詩句です。そこに象徴されるように何か心身の不具合が起きても、まず手を差し伸べて「さあ、頑張っていこう」と生き抜くように支えることが、医療に最も求められることであることに揺らぎはありません。しかし地域の健康を守り、傷病を治して安全を保証することに尽力したとしても、何らかの障害が残ることもあり、さらには避けられない時の流れも必ずやってきます。
そうなったとしても、この地に最期まで自分らしく居続けることができるならば、今の健康の裏側にひそむ不安は軽くなるはずです。「柔らかなそよ風がフワーッと流れ、ずいぶん頑張ったよ、もうゆっくりしょうね」と包み込んであげる仕組みと場所を、地域に整えていくことも私たちの任務と考えます。
八ヶ岳のふもとで始められた私たちの地域医療の模索は、今は諏訪から上伊那にまで裾野を広げる医療と介護福祉の複合体にまでなっています。自然豊かなこの地に人々が安心して住まい続けられるよう、なくてはならない脇役として住民に寄り添うという理念を堅持していくことを最優先にしたいと思っています。
株式会社 富士見高原療養所設立
地元有志により総合病院(内科・外科・産婦人科・皮膚科・眼科)として出発
富士見日光療養所設立
財団法人高原療養所開設
長野県厚生連と業務提携
長野県厚生農業協同組合連合会富士見高原病院開設
富士見町在宅介護支援センター
開所
老人保健施設あららぎ・訪問看護ステーションふじみ開所
院内保育園開設
院内保育所
「すずらん保育園」竣工
第1回病院祭(以後、年1回開催)
特別養護老人ホーム「紅林荘」
開所 (支援・協力)
老人保健施設「すずたけ」(伊那市)、訪問看護ステーション「すずたけ」(伊那市)開所
中新田診療所(原村)開所
老人保健施設「さくらの」
(原村)開所
創立80周年・長野厚生連移管25周年記念式典
(財)日本医療機能評価機構から病院機能評価(Ver5.0)認定を受ける
みすず診療所(伊那市)開設
グループホーム「やまゆり」
(富士見町)開所
電子カルテシステム稼働
新診療棟完成、特別養護老人ホームさくらの開所
富士見高原医療福祉センターとして、富士見・原・伊那・諏訪の4事業部から構成される事業部制を導入
みづうみ診療所、老人保健施設みづうみ、訪問看護ステーションふじみ・サテライトみづうみ(諏訪市)開所
(財)日本医療機能評価機構から病院機能評価(Ver6.0)認定を受ける
老人保健施設あららぎ 増築工事完成
新病棟完成
中新田診療所 増築工事完成
職員宿舎「パークヒルはなのき」完成
諏訪広域連合から、特別養護老人ホーム「恋月荘」の業務移管を受ける
県内初めて、特例病床による12床の増床許可を受ける(許可病床161床)
両小野診療所(辰野町)開設
特別養護老人ホーム恋月荘
(富士見町)開所
西箕輪診療所(伊那市)開設
老人保健施設・特別養護老人ホームきりとう(辰野町)開所
JA伊那から介護事業を移管
JA信州諏訪から介護事業を移管
小規模多機能型居宅介護・グループホーム「ひめばら」(原村)開所