JA長野厚生連 富士見高原医療福祉センター 富士見高原病院  

Medicine®に論文掲載

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Clinical characteristics of pneumoperitoneum with pneumatosis intestinalis detected using computed tomography: A descriptive study
Adachi W, Matsushita T, Yashiro Y, Imura J, Shiozawa H, Kishimoto K.
Medicine. 99(40):e22461, October 02, 2020.

<論文の要旨>

「CTで発見された腸管気腫を伴った気腹症の臨床的特徴」

気腹は腸管穿孔の所見であり緊急手術が必要となる。手術の必要のない気腹症が報告されているが、気腹があるために緊急手術が行われてしまうことがしばしばである。腸管気腫を伴った気腹症は手術の必要のない気腹症として症例報告されることがあるが、まとまった解析は行われていない。富士見高原病院の21症例を解析して臨床的特徴を明らかにした。

結論として以下が得られた。①高齢者では腸管気腫を伴った気腹症はまれではない。②大部分の症例は良性の腸管気腫に起因する。③良性の腸管気腫による気腹症例の特徴は、全身及び局所状態が良好、臨床検査値が正常、腹膜炎を示唆するCT所見がない、腹水の頻度が低いことである。④腸管気腫を伴った気腹症では、腸管気腫が良性か否かが臨床的に重要であり、気腹症の意義は低い。